マツモトキヨシ

セルフメディケーションフォーラム

お口のウェルエイジング ~美味しく食べ、楽しく話し、笑って過ごす~

第1部 基調講演 お口の健康から始まるイキイキとした生活

第1部では、日本大学歯学部教授の前野正夫先生に、
歯と歯ぐきの健康が全身にどのような影響を与えるのか講演していただきました。

お口の健康は全身の健康!歯周病と糖尿病の深い関係

 歯の2大疾患は虫歯と歯周病です。虫歯は20歳くらいまで増加の一途をたどりますが、それ以降は変化しません。一方、歯周病は40代半ばから急激に増加します。歯周病は、軽度の歯肉炎の段階でストップできれば問題ありませんが、重度の歯周炎になると元に戻すのは難しくなります。歯ぐきが腫れ上がり、歯の根っこが露出し、歯石が付着します。放っておくと歯がなくなってしまうことも。

 また、歯周病は糖尿病の合併症の一つです。歯周病の治療を行うと、歯周病が治癒するだけではなく、血糖値の低下にもつながることがわかっています。逆に高血糖が続くと歯周病も悪化します。さらに、歯周病があると将来メタボリックシンドロームになるリスクが2.2倍高くなるという研究結果もあります。

 しっかり噛んで食べると少量で満足感が得られ、肥満予防になります。それには健康な歯が不可欠。自分の歯を20本、80歳まで保とうという「8020運動」の達成者は、趣味などをより楽しんでいるというデータがあります。お口の健康は、全身の健康増進や全身疾患の改善にも貢献し、人生を楽しむことにつながるのです。

講師:前野正夫先生 講師:前野正夫先生

日本大学教授。歯科医師。歯学博士。日本大学歯学部衛生学講座の主任教授として健康科学や口腔健康学を教える傍ら、歯科医師会主催の糖尿病予防講習会や産業歯科医研修会等で、歯周病と糖尿病との関連性について講演。疫学と細胞生物学の両面から、歯周病と全身との関連性を研究している。2011年、日本人で初めて米国歯周病学会 臨床研究賞を受賞。

line
第2部 パネルディスカッション キレイな明日にアタック!健康とお口の密接な関係

第2部では、口臭対策やケア用品の使い方など、
3人の先生にお答えいただきました。

講師
講師・前野正夫先生 講師・前野正夫先生
Q. 加齢と口臭は関係ありますか?

関係あります。唾液の量は1日に約1.5リットル出ます。この量が減ると口臭が強くなるのですが、歳をとると唾液の分泌量が減ります。基本的に、口の中をきれいに保っていれば口臭は起きません。口が乾燥しないように、飲み物で潤すことも口臭予防につながります。

また、実は口臭の一番の原因は舌です。朝晩、歯を磨いていても口臭が気になるのは、原因が舌にあるから。舌磨きは口臭予防に効果があります。舌の組織は弱いので、歯ブラシではなく専用のグッズを使った方がいいでしょう。

講師・益子直美先生 講師・益子直美先生

元女子バレーボール全日本代表のエースアタッカー。現役時代に培ったスポーツマインドを生かし、バレーボールを中心としたスポーツレポーターとして、テレビ・ラジオ・雑誌などで幅広く活躍中。

Q. 益子さんはどんなケアをしていますか?

現役時代、スパイクを打つ時に歯を食いしばっていたようで、結構傷みました。奥歯はインプラントです。歯はその頃から20年以上ずっと同じ先生に診てもらっています。今でも2か月に1度はクリーニングと検診を兼ねて歯科に通っています。口の中を見せるのは裸を見せるより恥ずかしいですが、先生とは長い付き合いなので何でも言えて助かっています。健康の全ては口から始まることを今日学んだので、気をつけたいと思います。

マツモトキヨシ薬剤師・和田邦美マツモトキヨシ薬剤師:和田邦美

摂南大学薬学部薬学科卒業後、マツモトキヨシに入社。内外美容の新業態店舗「H&B place」を担当。薬学の知識を取り入れた「美の処方箋」を日本中の女性に発信したいと活動中。

Q. 歯間ブラシは歯磨きの前?後?

歯磨きの後がいいと思います。まず歯磨き、その後に歯間ブラシを使って、フロス、デンタルリンスで仕上げてはいかがでしょうか? 歯間ブラシの使用で血が出やすい方は、より細いデンタルフロスがおすすめです。それも入らなければ、歯と歯の間に隙間がないということなので、使わなくても大丈夫。仕上げに洗口液タイプのデンタルリンスを使うと、歯ブラシでは届かない奥まで殺菌できるので、歯周病の予防に効果的です。

line
健康に役立つ情報が盛りだくさん!
このページのトップに戻る