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虫にさされると、ヒスタミンやセロトニンなどを含む化学物質(毒液など)が体内に入って炎症を起こし、かゆみ、痛み、腫れなどのアレルギー症状が出ます。大抵の場合は、さされて20分前後をピークに症状が出て2時間前後でおさまる「即時型アレルギー反応」で軽症です。さらに、さされてから5時間前後をピークに、強いかゆみや腫れ、赤みなどの症状が出て、1週間前後症状が続く「遅延型アレルギー反応」という重症の場合もあります。
虫さされで最も多いのは、蚊やノミ、ダニによるもの。症状はかゆみや赤み、腫れです。毒蛾や毛虫の毒針毛が皮膚についた時も同じ症状が出ます。皮膚についた針を水で洗い流すか、粘着テープで取り除いてから手当てをしましょう。ハチ、ブヨ、アブ、アリなどにさされると、痛み、ひどい腫れやかゆみが出る場合があります。全身ショック症状を引き起こすスズメバチや、最悪の場合は死にいたらしめるツツガムシなどには注意が必要です。
さされた数がとても多い時、かゆみや赤みが特に強い時、炎症や化膿がなかなかおさまらない時、アレルギーによるショック症状が出た時などは、皮膚科での治療が必要です。また、患部をかいて傷つけてしまい、皮膚のバリア機能が低下して刺激に敏感になって細菌などの異物が入り、さらに炎症が起きてしまう(二次感染)場合もあります。こうなると、かゆみや腫れがなかなかひかず、悪循環に陥ってしまうので、やはり治療が必要に。
虫さされの薬は基本的に外用薬(塗り薬)です。皮膚の炎症が軽度の場合は、抗ヒスタミン剤などの成分配合の「かゆみ止め」を塗れば、症状はおさまります。炎症が悪化し、赤み、発疹、腫れなどの症状が長引く場合は、ステロイド剤などが配合されているものが効果的です。また、患部をかきくずして二次感染してしまった場合は、抗生物質などを成分とする「化膿止め」がよいでしょう。
アウトドアでのレジャーや庭仕事の時は、長袖と長ズボンで皮膚の露出を少なくすること。さらに、露出した部分には、虫が嫌う成分が配合された虫よけスプレーをつけましょう。手足には直接スプレーし、首や顔は手にスプレーしたものをのばします。蚊やアブ、ブヨ、ダニ、ノミ、ツツガムシなどに効果的。2〜3時間おきに塗り直すと効果が持続します。直接皮膚につけるとトラブルが心配という人は、携帯式の虫よけ器具もありますので、店頭でよく相談してみましょう。
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